はじめに
うちのジムには、HYROXの器具が何もない。
ソリも無い。ウォールボールの壁も無い。サンドバッグも無い。スキーエルグもローイングマシンも無い。
それでも千葉に出た。 全部を別の種目で代用して練習して、1時間40分25秒で走り切った。
ほんで先日、HYROX提携のジムに行ってきた。
本物のソリがあって、本物のロープがあって、壁にはウォールボールの的がある。
全8種目、それぞれ半分の距離で通してきた。
やってみて、はっきり分かったことがある。
代用が通用する種目と、まったく通用せえへん種目に、きれいに分かれた。

うちのジムには何も無い
まず前提から書いとく。
俺が普段行ってるのは、普通のフィットネスジムや。 HYROXの専用器具は1つも置いてへん。
やから全部、代用でやってきた
| HYROXの種目 | うちでの代用 |
|---|---|
| ソリ押し | スクワット |
| ソリ引き | バーベルローイング |
| サンドバッグランジ | プレートを担いだランジ |
| ウォールボール | プレートスラスター・5kgメディシンボール |
| スキーエルグ | ケーブル |
| ローイング | ケーブル |
| バーピー | そのまま(器具いらん) |
| ファーマーズキャリー | ダンベルを持って歩く |
この状態で4ヶ月やって、千葉に出た。
👉 代用の詳細はここに全部書いた:HYROXの練習、普通のジムでどうやる|専用器具が無い時の代替種目8つ
ずっと分からんかったこと
代用でやってると、どうしても確かめられへんことがある。
「これ、本物と同じ効果あるんかな」
⚠️ 千葉に出た時点でも、答えは出てへんかった。 完走はできたけど、代用が正しかったんかどうかは分からんままやった。
今回それを確かめに行った。
提携ジムで、全8種目を半分ずつ通した
やったのはこれや。
| # | 種目 | 本番 | 今回(半分) |
|---|---|---|---|
| — | ラン | 1km × 8本 | 500m × 8本 |
| 1 | スキーエルグ | 1000m | 500m |
| 2 | ソリ押し | 50m | 25m |
| 3 | ソリ引き | 50m | 25m |
| 4 | バーピーブロードジャンプ | 80m | 40m |
| 5 | ローイング | 1000m | 500m |
| 6 | ファーマーズキャリー | 200m | 100m |
| 7 | サンドバッグランジ | 100m | 50m |
| 8 | ウォールボール | 100回 | 50回 |
距離も回数も、全部きっちり半分。
⚠️ タイムは測ってへん。 今回は「本物の器具を触ること」が目的やったからな。
順番も本番と同じ
ラン → 種目 → ラン → 種目、これを8回や。
本番と同じ流れで通せたのがデカかった。
✅ 代用で通用してた種目|ソリ2つ
まず良かったほうから書く。
ソリ押しとソリ引きは、そのままいけた
本物のソリを押した瞬間、「あ、いけるわ」と思った。
違和感がほとんど無かった。
⚠️ これ、正直びっくりした。 スクワットとバーベルローイングで代用してただけやのに、本物でちゃんと動けた。
なんで通用したか
考えたら理由はシンプルやった。
ソリは「筋力で決まる種目」やねん。
- ソリ押し → 脚で押す。スクワットで作った脚がそのまま使える
- ソリ引き → 背中で引く。バーベルローイングで作った背中が使える
動作自体は難しない。 重いもんを押す、引く。それだけや。
必要な筋力さえあれば、フォームは現場で合わせられる。
👉 ソリ押しの脚トレはこっち:HYROXのソリは腕で押さん|潰れた脚で走るための脚トレ全公開
👉 引く力の背中トレはこっち:HYROXの「引く力」を作る背中トレ|8種目のうち3つは引く動作や

❌ 全然ちがった種目|スキーエルグとローイング
ここが今日の一番の発見や。
ケーブルでは、まったく再現できてへんかった
スキーエルグとローイング。 この2つは、本物を触った瞬間に「ちゃうやん」となった。
ケーブルで引く動作と、エルグを漕ぐ動作は、別モンやった。
何がちゃうかというと
筋力の問題やない。 動作とリズムの問題や。
- エルグには「引く」と「戻す」のサイクルがある
- 抵抗の掛かり方が、引く速さで変わる
- 同じリズムを何百回も刻む必要がある
⚠️ ケーブルは、引いたら戻すだけ。 重さは一定やし、リズムを刻む必要もない。
筋肉は使えても、動作は身についてへんかった。
これ、千葉の数字とつながる
千葉のリザルトを思い出した。
| 種目 | タイム |
|---|---|
| スキーエルグ | 5分04秒 |
| ローイング | 5分26秒 |
| 合計 | 10分30秒 |
種目8つの合計37分05秒のうち、28%をこの2台で使ってる。
前にこの2種目の記事を書いた時、「抑えて漕ぐのが正解やった」と結論を出した。 それ自体は間違ってへんと思う。
⚠️ でも今なら分かる。 抑えてたんやなくて、そもそも効率よく漕げてへんかった可能性がある。
技術が無いまま漕いでたら、同じ力でも進まへんからな。
👉 マシン2台の分析はこっち:マシン2台で10分30秒|HYROXでここは攻めたらアカン
一番しんどかったのは、ウォールボール
半分の50回や。それでもきつかった。
最後に来るのは、やっぱりキツい
8種目目や。 ラン8本を走って、7種目終えた状態で来る。
千葉でも同じやった。 100回で5分48秒。8種目で一番時間がかかってる。
今回は半分の50回。それでもしんどかった。
⚠️ 本番はこれの倍や。
しかも、ここだけは代用の精度が分からん
ウォールボールは、プレートスラスターと5kgのメディシンボールで代用してきた。
今回やってみて、「代用が効いてた」とも「全然ちゃう」とも言い切れんかった。
きつすぎて、そこまで判断する余裕がなかったっていうのが正直なとこや。
ここはもう1回、本物で確かめたい。
👉 ウォールボールの詳細:HYROXのウォールボール100回|浅くなった時点で負けや

分かったこと|代用できる種目と、できひん種目
今回の結論はこれや。
境界線がハッキリしてる
| タイプ | 種目 | 代用 |
|---|---|---|
| 筋力で決まる | ソリ押し・ソリ引き | ✅ できる |
| 動作とリズムで決まる | スキーエルグ・ローイング | ❌ できひん |
重いもんを押す・引く種目は、筋力さえ作っとけば本番で動ける。
でもマシンを漕ぐ種目は、そのマシンを漕がな身につかへん。
⚠️ これ、練習の組み方が変わる話や
今まで「8種目ぜんぶを代用で」と考えてた。
でもそうやない。
- ソリ系 → 今までどおり、うちのジムで筋力を作る
- エルグ系 → 提携ジムに行って、本物で漕ぐ回数を増やす
全部を同じように扱ったらアカンかったんや。
これから大阪まで、何を変えるか
次は2027年1月の大阪や。 シングルオープンで出る。
変えることは2つ
① エルグを触る回数を増やす
⚠️ 提携ジムに通う頻度を上げる。 スキーエルグとローイングだけでもええから、本物を漕ぐ時間を作る。
10分30秒のうち、技術で削れる分がまだあるはずや。
② ソリ系は今までどおりでええ
通用してることが分かったから、無理に提携ジムでやらんでええ。 うちのジムでスクワットとローイングを続ける。
時間の使い方が決まった
限られた時間で、どこに何を配分するか。
今までは「全部やらな」と思ってた。 今は「ここは大丈夫、ここは足りん」が分かってる。
これが今回一番の収穫やと思う。
まとめ|器具が無くてもやれる。ただし全部やない
HYROXに出たいけど、近くに専用ジムが無い。
そういう人、たぶんめちゃくちゃ多いと思う。 日本にHYROX提携ジムはまだ少ないからな。
その人らに言いたいのはこれや。
代用でも、出られる
俺は全部代用の練習で千葉に出て、完走した。 ペナルティもゼロやった。
⚠️ 「専用ジムが無いから無理」やない。
ただし、エルグだけは一回触っとけ
ソリもランジもウォールボールも、代用で近いもんは作れる。
でもスキーエルグとローイングだけは、代用では作れへん。
大会の前に一回でええから、本物を漕ぎに行ったほうがええ。 ⚠️ そこが一番、当日の「知らんかった」を減らせるとこや。
次は1月、大阪
エントリーは初日に取った。 7000人待ちで、プロは4分で売り切れてたわ。
シングルオープンで出る。
残り4ヶ月。 今回で分かった穴を、そのまま埋めにいく。
👉 エントリーの記録はこっち:プロは4分で売り切れてた|HYROX大阪は7000人待ちやった
👉 8種目の全分析はこっち:HYROX8種目、全部やって全部書いた|1時間40分25秒の中身


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