はじめに
HYROXには8つの種目がある。
俺は千葉大会でその8つを全部やって、そのあと1種目ずつ、全部記事にした。
この記事はその全部をまとめたもんや。
書いてある数字は、全部が自分のリザルトから出した実測値。 ネットで拾ってきた一般論やない。1時間40分25秒の中身を、1秒単位で分解した結果や。
これから出る人にも、もう出た人にも役に立つと思う。気になる種目があったら、そこから詳しい記事に飛べるようにしてある。

まず全体像|1時間40分25秒の中身
いきなり8種目の話に入る前に、レース全体がどうなってるかを置いとく。
| 区分 | タイム | 割合 |
|---|---|---|
| ラン8本(8km) | 54分08秒 | 54% |
| 種目8つ | 37分05秒 | 37% |
| ロキシングゾーン(移動) | 9分16秒 | 9% |
| 合計 | 1時間40分25秒 | 100% |
半分以上がランやった
ここが一番デカい発見やった。
HYROXは「8種目の競技」やと思われがちやけど、時間で見たら半分以上がランや。
種目を必死に鍛えても、削れる時間は限られてる。
移動に9分も使ってた
ロキシングゾーンっていうのは、種目とランの間の移動と準備の時間や。
走ってへんし、種目もやってへん時間に9分16秒。
⚠️ エリートは3分未満、平均でも約7分やった。 ここだけで2分以上遅れてる。
👉 移動の話はここに全部書いた:ロキシングゾーンで9分16秒使ってた|誰も練習せん場所の話
8種目のタイム一覧
千葉での俺の全記録や。
| # | 種目 | 距離・回数 | タイム |
|---|---|---|---|
| 1 | スキーエルグ | 1000m | 5:04 |
| 2 | ソリ押し | 50m | 3:19 |
| 3 | ソリ引き | 50m | 5:19 |
| 4 | バーピーブロードジャンプ | 80m | 4:30 |
| 5 | ローイング | 1000m | 5:26 |
| 6 | ファーマーズキャリー | 200m | 1:53 |
| 7 | サンドバッグランジ | 100m | 5:46 |
| 8 | ウォールボール | 100回 | 5:48 |
| — | 合計 | — | 37分05秒 |
ペナルティはゼロやった。

1種目ずつ、何が分かったか
ここからは1つずつや。 それぞれの記事の結論だけ先に置いとく。
① スキーエルグ|5分04秒
レースの一番最初に来る種目や。1000m。
アドレナリンが出てる状態やから、つい飛ばしたくなる。 ⚠️ でも調べたら、突っ込む人のほうが15〜30秒損してた。
ダンパー(抵抗のレバー)は公式が6にセットしてる。触らんでええ。
俺は抑えて漕いだ。「もっと出せた」と反省してたけど、それは間違いやった。
👉 マシン2台で10分30秒|HYROXでここは攻めたらアカン
② ソリ押し|3分19秒
8種目で一番速かったうちの1つや。
152kgのソリを50m押す。 ⚠️ 腕で押す種目やと思われがちやけど、実際は脚や。
脚トレを欠かさずやってた分がそのまま出た。
ただ、ソリ押しとソリ引きのあとのランは、正直しんどかった。
👉 HYROXのソリは腕で押さん|潰れた脚で走るための脚トレ全公開
③ ソリ引き|5分19秒
103kgのソリをロープで引く。
HYROXは8種目のうち3つが「引く」動作や。 ソリ引き、ローイング、スキーエルグ。
背中が終わったら、この3つが全部落ちる。
やから背中トレは「広くする」やなくて「潰れへんようにする」目的でやってる。
👉 HYROXの「引く力」を作る背中トレ|8種目のうち3つは引く動作や
④ バーピーブロードジャンプ|4分30秒
体感では一番きつかった種目や。 80mを跳んで進む。
でも計算したら、一番戦えてた種目やった。
体感では「1回1mくらい」やと思ってたけど、タイムから逆算したら1.8〜2.3m飛んでる計算になる。 ⚠️ 競技志向の目標値(2.0m)に届いてる。
理由は練習の入れ方や。バーピーだけ、ランのあとと背中トレの中でやってた。
👉 一番きつかった種目が、一番戦えてた|バーピーブロードジャンプ
⑤ ローイング|5分26秒
5番目に来る1000m。スキーエルグと合わせて10分30秒や。
マシン2台だけで、種目時間の28%を使ってる。
⚠️ 数字だけ見たら「ここを削らな」と思う。 でもマシンは心拍を跳ね上げて、そのあとのランを壊す。
必死に漕いで削れるのは30秒。しかもランが死ぬリスク付き。
攻める場所やないと判断した。
👉 マシン2台で10分30秒|HYROXでここは攻めたらアカン
⑥ ファーマーズキャリー|1分53秒
8種目で唯一、平均に勝ってた種目や。
24kgを両手に持って200m。オープン男子の中央値が2分02秒やから、9秒速い。
⚠️ ほんで、これが一番練習してへん種目やった。 ダンベル持ってランニングマシンで1分歩くだけ。
なんで速かったか。答えは素手のチンニングやった。
👉 一番練習してへん種目が、唯一平均に勝ってた|ファーマーズキャリー
⑦ サンドバッグランジ|5分46秒
20kgを担いで100m。7番目に来る。
途中で何回か止まった。
原因を調べたらハッキリしてた。 ⚠️ 練習ではプレートランジを50回。本番で必要なんは約100回。
ちょうど半分しかやってへんかった。
ちなみにサンドバッグは降ろしたらアカンけど、担いだまま立ち止まるんはルール上OKや。
👉 サンドバッグランジで止まった理由|練習50回、本番100回
⑧ ウォールボール|5分48秒
最後の種目。100回。
部門が変わっても回数は同じ100回や。 変わるんはボールの重さだけ。
ノーレップゼロで通した。 ⚠️ しんどくなると自然にしゃがみが浅くなる。そこを取られる。
「浅くなった時点で負け」やと思ってやってた。
👉 HYROXのウォールボール100回|浅くなった時点で負けや
オープンとプロで何が変わるか
次の大阪はオープンで出る。プロを狙ったけど、エントリー開始から4分で売り切れてて取れんかった。
何がどう変わるか置いとく。
| 種目 | オープン | プロ |
|---|---|---|
| ソリ押し | 152kg | 202kg |
| ソリ引き | 103kg | 153kg |
| サンドバッグランジ | 20kg | 30kg |
| ファーマーズキャリー | 24kg × 2 | 32kg × 2 |
| ウォールボール | 6kg | 9kg |
| ラン・スキー・ロー・バーピー | 同じ | 同じ |
距離も回数も変わらへん
走るんは同じ8km。ウォールボールも同じ100回。ランジも同じ100m。
変わるんは重さだけや。
⚠️ 「同じ量を、重くしてやる」——それがプロや。
👉 HYROX大阪はプロで出る|アーリーエントリーは9月8日18時から

⚠️ 削る順番を間違えたらアカン
8種目ぜんぶ分析して、一番デカい結論がこれや。
削れる時間には、順番がある
| 順番 | どこ | 削れる時間 | リスク |
|---|---|---|---|
| 1 | 移動(ロキシングゾーン) | 4分16秒 | なし |
| 2 | サンドバッグランジ | 約1分 | なし |
| 3 | ランの失速 | 数分 | — |
| — | マシン2台 | 30秒 | ⚠️ ランが壊れる |
| — | バーピー | ほぼ無い | — |
| — | ファーマーズ | ほぼ無い | — |
一番おいしいのは、誰も練習してへん場所やった
移動区間で4分16秒。
⚠️ 走力を1ミリも上げんでも縮む時間や。 段取りを良くするだけでええ。
種目を必死に鍛えるより、こっちが先やねん。
8本書いて分かった3つのこと
ここが、この記事で一番書きたかったとこや。
① 効く練習は、種目名と一致せえへん
握力トレを1回もやったことがない。グリッパーも握ったことない。
それでもファーマーズキャリーは、8種目で唯一、平均に勝ってた。
理由は素手でやってるチンニングやった。 ⚠️ 「握力の練習」やなくて「素手で吊り下がる習慣」が効いてた。
種目名で練習を選んだらアカン。動作で選ぶ。
👉 HYROXは握力から壊れる|俺が握力トレを一切やってへん理由
② 疲れた状態で練習した種目だけが、本番で通用した
並べたらハッキリした。
| 種目 | 練習のやり方 | 本番 |
|---|---|---|
| サンドバッグランジ | 元気な状態で50回 | 止まった |
| バーピー | ランのあと・背中トレに混ぜて | 戦えた |
フレッシュな脚で100回やっても、本番の再現にはなってへん。
HYROXの種目は、全部「疲れた状態」で来るからな。
③ きつさと、伸びしろは別モンや
一番きつかったバーピーは、一番戦えてた。
一番得意なファーマーズは、エリートと一般で26秒しか差がつかん種目やった。
⚠️ 「きついから鍛えよう」も「得意やから伸ばそう」も、両方あんまり意味がない。
見るべきは「そこに何分眠ってるか」だけや。
まとめ|次は大阪、プロで出る
HYROX千葉、1時間40分25秒。
8種目ぜんぶやって、ぜんぶ数字にして、ぜんぶ記事にした。
やることは、もうハッキリしてる
- 移動を9分16秒 → 5分に(4分16秒)
- ランジの練習を50回 → 100回に
- 疲れた脚で走る練習を積む
種目を鍛えるんやない。 段取りを詰めて、潰れた脚で走れるようにする。それだけや。
ほんで、重さが上がる
次の大阪はオープンや。プロは取れんかったけど、削れる時間はまだ5分以上ある。
プロは、また次の機会に取りにいく。
その時までに、プロで戦える身体を作っとく。
👉 千葉の全リザルトはこっち:HYROX千葉、1時間40分25秒でした|サブ1時間に届かんかった一番の理由
👉 これから出る人へ:HYROXの申し込み方|英語のサイトを翻訳しながら出場した話


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